マレー語の疑問文について

「ですか?」などマレー語疑問文について

「Ini ikan?(これは魚ですか?)」だけで、疑問文として成立します。
「kah」をつける場合ですが、名詞につける場合は「Ini ikankah?(これ、魚なの?と魚への疑問を強調)」、「Inikah ikan?(これが魚なの?とこれへの強調)」、「Ikankah ini?(魚?の意味を強調)」のように「kah」の位置が変幻自在です。
ニュアンスの差はありますが、どれでも通じるのがマレー語の独特なところです。
日本語でも、形容詞の位置がずれていてもさほど意味が変わりません。
日本語とマレー語の似ているところです。
また、くだけている言い方ですが「makan(食べる)」に「kah」をくっつけて「makankah?(食べます?)」と聞くこともあります。
丁寧な聞き方では、文頭に「Adakah」または「Apakah」をつけることがあります。
「Apakah masih ada Tiket?(切符はありますか?)」と、このような例文です。
例文として、電話の場合は「Sulaimanさんいますか?」は「Sulaiman Adakah?」と聞きます。

5W1Hのマレー語疑問文について

疑問文の基本は、5W1Hです。
「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「なぜ」「どのように」5W1Hが使えるようになると会話の幅が広がります。
マレー語は、疑問文を文頭に置かなければいけないという厳しいルールはありません。
しかし、その文頭に置かない場合は原則として「kah」を後ろにつけることになっています。
あなたのお名前は何ですか?を「Siapakah nama anda?」といいます。
語順は「何」「名前」「あなた」と独特です。
返答の場合は「Nama saya Taro(私の名前は太郎です)」となります。
決まり文句として覚えましょう。
ちなみに、人に関わる質問のため「siapa」が使用されています。
人関わるものではなく、ものに関する質問の場合は「apa」を使用します。
例えば「apakah ini?(これは何?)」と使われます。
「どこ」は少し特殊で、どこから= Dari mana?、どこへ=Ke mana?、どこに/どこで=Di mana?と、日本語のように微妙な語句をつけて区別しなければいけません。
「なぜ」は「mengapa」または「kenapa」です。
「kenapa」はより日常的に用いられる言葉遣いです。
文頭に「kenapa」が来る場合、疑問文の中で唯一「kah」がつきません。
「Kanepa awak tidak dating?(何で来ないの?)」とこのようになります。