緊急時に使うベトナム語のフレーズ

緊急時に使うベトナム語は?

ベトナムは治安の良い国です。
欧米のように銃が発砲されることも少ないし、夜間に一人歩きをしても特に危険はありません。
ただし、東南アジア諸国の類にもれず、ひったくりやスリなどの泥棒は多発傾向にあります。
ベトナムに旅行する際には、緊急時に使える言葉をいくつか覚えておくとよいでしょう。

「緊急です!」=「Khan cap(カン カップ)」
「泥棒!」=「An cuop!(アン クゥォップ!)」
「警察を呼んで!」=「Goi cong an!(ゴイ コンアン!)」
「パスポートをなくしました」=「Toi bi mat ho chieu(トイ ビ マット ホー チエウ)」

これらの言葉はトラブルが発生した時に使えるでしょう。
特に「警察を呼んで!」の「ゴイ コンアン!」は「Goi(呼ぶ)」+「cong an(警察)」のカンタンな連語です。
ベトナムでは警察は「公安」と呼ばれており、公安=cong an=コンアンと発音が非常にそっくりなので覚えやすいですね。
ひったくりなどの泥棒の被害に遭った場合は、大声で「ゴイ コンアン!」と叫びましょう。
近くに警察がいれば泥棒を追いかけてくれるし、近くにいる人が適切な通報をしてくれるかもしれません。
深追いはケガのもと、助けを呼んで対処しましょう。

緊急時は英語もアリ?

ベトナム語は発音が難しく習得難易度が高いといわれています。
特に日本人は発音によって意味が変わる言語に不慣れなので、とっさの時に正しいベトナム語の発音ができるとは限りません。

例えば「助けてください!」と叫ぶときです。
ベトナム語では「助けてください」は「Cuu toi toi(クー トイ ヴォイ)」です。
「クー トイ ヴォイ」は発音が難しく、発音を間違えると全く違う意味に捉えられてしまいます。
もちろん正しい発音で助けを呼ぶことができれば一番良いですが、もし発音に自信がない時は、全世界で通じるカンタンな英語で「Help!」と叫ぶのもよいでしょう。