ベトナム語の特徴について

複雑な歴史を持っているベトナム語の特徴について!

およそ全世界で6000万人ほどが使用しているベトナム語は、ベトナムの公用語です。 ベトナム語の文字を見ると、日本や中国などの文字とは全く違ってみえるでしょう。 今現在ベトナム国内で使用されている文字はアルファベットが元になっているものになりますが、「F」などのいくつかのアルファベットが使用されていないのも特徴です。 昔からアルファベット主体だったわけではなく、列強国による影響を受ける前はチュノムが使用されていました。 このチュノムは今では読むことができる人は、ベトナム内部でもかなり少ないようです。 政治情勢などの影響を受けていることもあり、ベトナム以外の要素(アルファベットの他にも)を含んでいる部分も多々あります。 文字はアルファベット主体ということもあり、比較的難易度が低く、日本人の中にも習得している人は相当数いるでしょう。 外国語を学ぶ際にネックになる問題が、複雑な文法です。 ですがベトナム語に関してはかなり文法が簡単ということも特徴で、マスターするまでの時間もほかの言語に比べて短くなるかもしれません。 そして英語だと複数形という定義が存在していますが、ベトナム語にはなく、単数か複数かによって言い方を変える必要がありません。 ベトナム語は他国の言語や文字の影響も多く受けているのですが、独自のルールもしっかりと持ちあわせています。

ベトナム語を勉強してみる!

我々日本人は学校で必ず英語教育を受けることになり、最低限の英語知識は備わっているはずです。 ということは、最低限の地盤ができあがっているともいえるので、ベトナム語を勉強してみるのもアリでしょう。 そしてベトナムはまさに経済発展を遂げている真っ只中の国でもあるため、この国の言語を習得することによりアドバンテージを得られるでしょう。

実はベトナム語の発音の中には日本語の発音に極めて似ているものが存在しています。 それは漢字がベトナム語の形成に多大な影響を与えたからで、ベトナムが抱える歴史を垣間見ることができます。 そしてベトナム語には声調符号が使用されているのが特徴で、これにより発音する際に戸惑うこともあるかもしれません。 ただし声調符号については練習を積めば問題なく習得できるので、そこまで心配する必要はありません。 ベトナム語を学ぼうと思っている人も、この国の言語の特徴や歴史を知ることで、より興味を持つのではないでしょうか。