タイ語になってしまった英語を聞き取るコツ

タイ人が話す英語を聞き取るのは困難?

日本人は英語が苦手だといわれているのですが、基本的には中学校以降学び続けるので、簡単な英語だったらある程度は理解できていることも多いです。
英語圏に海外旅行に行った際には自分が持ち得る限りの英語力を駆使しますが、何とかなった…というケースも多いのではないでしょうか。
それはこちらの英語がたどたどしかったり、発音が悪かったりしても、相手が英語圏の人だと、察してくれることが多いからです。

例えばタイに行った際に日本人とタイ人がお互いに英語を使って話した場合、日本人が日本語訛りの日本語っぽい英語を話し、タイ人がタイ語訛りのタイ語っぽい英語を話すと、お互いの英語について上手く察することが出来ず、いったい何を言っているのかわからないという状況に陥るでしょう。
タイの公用語はタイ語ですが、日本人の大半はタイ語を話すことが出来ないので、世界共通語といっても過言ではない英語で話すことになります。
そんな時に直面する問題は、タイ語のようになってしまった英語を聞き取らなくてはいけないということです。
タイ語には独特な発音の方法、声調パターンなどがあり、その影響でタイ人がはなす英語はタイ語っぽい響きになってしまいます。
ですから日本人が知っている英語の発音と聞こえ方が異なり、円滑な交流がしづらくなってしまいます。
タイ語を話すことができればこういった問題は起こりませんがなかなか難しいので、タイ語風の英語を聞き取ることができる努力をする必要が出てきます。

タイ語風になった英語はどうやって聞き取れば良いのか

タイ語を主に話す人と英語で話す際に気がかりなタイ語風の英語ですが、これには特徴があります。
一般的に英単語の末尾がタイ語の末子音になって、音が変化したり、音がきえたりするので、それをあらかじめ把握していると、タイ語風の英語を話す相手であっても何を言っているのか理解しやすくなるでしょう。
また、英語の発音の際にも日本語にない母音や子音を使って独自の発音を行うケースが見られるため、タイ語の音を使った英単語の場合には、特に日本人が想定している発音と違うということを肝に銘じておきましょう。
しかし、いくら意識していても慣れが一番のコツになるので、会話が通じなかったり、聞き取れなかったりすることを恐れずに、根気よく話し続けることが大切ではないでしょうか。
同じ英語であっても、話す人の母国語次第で大きく聞こえ方は異なるって面白いですね。