タイの伝統芸能

タイと伝統舞踊について

タイにはタイ語で「ラムタイ」と呼ばれる舞踊があり、
昔からの伝統的なタイ古典舞踊と
庶民から愛される民族舞踊の二種類が存在します。

古典舞踊は宮廷で舞うものとして伝わってきましたが、
現在では様々な舞踊を楽しみながら
食事を提供しているレストランも数多くあり、
より身近にタイ舞踊を感じることができます。

またタイには、クローン、チャプ、チンいった
タイ特有の楽器がいくつもあります。
日本の和楽器のようにタイで昔から使われている楽器です。
もともとこれらの楽器を演奏は
基本的に楽譜を見ながら奏でることはありません。
各楽器の特徴を活かして、
それぞれの個性を感じながら演奏し、練習、学んでいくのが
タイの楽器を奏でる上でのスタイルとなります。

タイの民族衣装とは

タイには男性用の民族衣装と
女性用の民族衣装の2種類があります。
男性用の衣装をタイ語ではスア・プララーチャターンと呼び、
女性用の衣装をシワーライと呼んでいます。
綿や絹を使用した布製品を腰に巻くのが
タイの民族衣装の基本的なスタイルです。

また、タイ北部の山岳地帯には山岳民族が暮らしており、
ここではそれぞれの民族が独自の文化や衣装、言語、宗教を
使用しているのが特徴的です。
そのため、北部の中心都市チェンマイでは、
山岳民族の踊りや音楽を見ながら
チェンマイ料理を食べることができるレストランがあり、
カントークディナーと呼ばれています。

タイのお土産としても有名な工芸品は

この山岳民族の手によって生み出されたものがほとんどです。
タイの代表的な山岳民族には
カレン族、リス族、モン族、アカ族、ヤオ族などがあり、
それぞれが民族独自の言葉や文化、習慣を育んでいます。

タイの伝統的なお祭りとは

タイでは1年中、様々なお祭りが行われています。
特に季節の変わり目や、節目の時には
タイの伝統的なお祭りが各地で行われ、
その地域によってお祭りのあり方、
内容などは色々なものがあります。

タイで一番暑い4月に行われる水かけ祭りは
ちょうどタイの旧正月に当たり、毎年4月中旬に行われます。
タイ全土で行われるお祭りですが、
チェンマイが有名です。

また、この水かけ祭りと並んで有名なお祭りが
タイ語で「ローイクラトン」と呼ばれる灯篭流しのお祭りです。
旧暦の12月の満月の夜に行われため、
水かけ祭りとは異なり、毎年お祭りの日付が変わるので注意が必要です。

タイ旅行に行った際には
ぜひこのようなお祭りにも参加してみてください。