覚えておきたいベトナム語の助動詞

ベトナムの助動詞の使い方と意味について

助動詞とは、動詞につけることで、その動詞の意味を深くしたり、強くしたり、否定したりと、その名の通り動詞を助ける言葉です。
英語の助動詞「can」を使う時の「can+動詞=~できる」のように、ベトナム語の助動詞もだいたいが動詞の前につきます。
普通の肯定文の時には、「助動詞」+「動詞」ですが、否定文の時には、「いいえ」を意味する「Khong(ホン)」を助動詞前に置くので、「Khong(ホン)」+「助動詞」+「動詞」となります。
疑問文の場合には更に「co(コー)」も使い、「co(コー)」+「助動詞」+「動詞」+「Khong(ホン)」?となります。
ちなみにこの「co(コー)」は、「the(ザ)」とともに動詞の前に置き、「co the(コーザ)」+「動詞」で、「○○出来る」や「○○してもよい」「○○かもしれない」というように用いられる助動詞です。

よく使われているベトナム語の助動詞と例文

こちらでは、「ベトナム語」→「tieng viet(ティンヴィエッ)」と「勉強する」→「hoc」を使って助動詞の使い方をご紹介します。
「dinh(ディン)」は「~するつもりだ」となるので、「Toi dinh hoc tieng viet.(トイ ディン ホック ティンヴィエッ)」→「私はベトナム語を勉強するつもりだ」となります。
「can(カン)」は、「~する必要がある」という意味なので、「Toi can hoc tieng viet.(トイ カン ホック ティンヴィエッ)」→「私はベトナム語を勉強する必要がある」です。
「phai」は「〜しなければならない」で、「Toi phai hoc tieng viet.(トイ ファイ ホック ティンヴィエッ)」→「私はベトナム語を勉強しなければならない」となり、「nen(ネン)~」は「~した方がいい、~すべきだ」で、「Toi nen hoc tieng viet.(トイ ネン ホック ティンヴィエッ)」→「私はベトナム語を勉強した方がいい」となります。
「phai(ファイ)」と「nen(ネン)」は同じような意味ですが、「phai(ファイ)」は強い言い方なので、基本的には「nen(ネン)」を用いた方が無難です。
この他にも「あえて~する」の「dam 」、「~したい」の「muon」、「~が好きだ」の「thich」といった助動詞もあります。