タイ語の特徴
近年の経済や文化の発展で、以前にもまして人気が急上昇しているスポットがタイ王国です。
観光旅行やビジネスのシーン、退職後のロングステー先としても、ますます注目されています。
タイ王国の公用語はタイ語。
英語プラス1として新しくアジアの言葉を覚えたいを考えている方にとっては、仕事のスキルUP、趣味として習得するにはまさに旬の言語と言えそうです。
そんなタイ語の特徴は、以下の点になります。
子音・母音の数が多い
タイ語の音や文字は「子音」+「母音」の組み合わせでできています。
タイ語の母音には基本母音(長母音と短母音)と複合母音(重母音)があります。
基本母音の音の種類が9つあり、それぞれに長母音と短母音(合わせて18個)があります。
さらに、タイ語には先程紹介した基本母音の他に重母音(イア、ウア、アウなど)という複合母音が24種類あり、母音のバリエーションが豊富なのが特徴的です。
また、子音は音の種類が20個あり、子音の文字は42個になります。
母音が5つしかない日本語からみると、基本母音だけでも9種類18個もあるというのは驚きかもしれません。
そのため、日本人がタイ語を学習する際に、発音をしっかり学習しないと、学習したはずのタイ語が通じなくなってしまいます。
子音の例
カ行
k- … 日本語の「カ行」を息をもらさないように発音する(ガ行に近い)
kh- … 日本語の「カ行」を息をもらしながら発音する
チャ/シャ行
c- … 日本語の「チャ/シャ行」を息をもらさないように発音する(ジャ行に近い)
ch- … 日本語の「チャ/シャ行」を息をもらしながら発音する
ダ行
d- … 日本語の「ダ行(ダ・デ・ド)」と同じ発音
タ行
t- … 日本語の「タ行」を息をもらさないように発音する
th- … 日本語の「タ行」を息をもらしながら発音する
バ行
b- … 日本語の「バ行」と同じ発音
パ行
p- … 日本語の「パ行」を息をもらさないように発音する
ph- … 日本語の「パ行」を息をもらしながら発音する
k、c、t、pの子音には、
子音にも空気を出しながら発音する有気音(帯気音)と
空気を出さずに発音する無気音(不帯気音)の区別があります。
発音記号では、有気音(帯気音)の方にkh、ch、th、ph のように
hを付けて表記します。
これが日本語との大きな違いであり、日本人が発音の勉強で最初につまずく点です。
タイ語の学習
タイ語は発音と声調をしっかり勉強することが重要です。
慣れるまでは難しいですが、
最初に何度も繰り返して発音練習することで、
しっかりと発音を身に付けることが可能です。
しかし、独学では発音の学習はかなり難しく、
自分の発音をチェックしてくれる先生が必要となります。
タイ語の文法は簡単です。
基本的には、主語+動詞+目的語です。
独特のタイ文字も、文字をグループごとに分けて
わかりやすい順序で覚えれば、段階的に習得することが可能です。
いかに発音を上手く学習するかが「タイ語習得」へのカギとなります。
タイ語は発音にシビアな言語です。
JAYA&スリーエス(池袋校:JAYAランゲージセンター/飯田橋校:スリーエスエデュケーション)では、母音、子音の発音を、音声学を用いてレッスンします。
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